仮性包茎は自力で治すことが可能？治し方や手術のメリット・デメリットを比較
- maekawa54
- 18 時間前
- 読了時間: 8分
更新日：6 時間前
「包茎が気になっている」 「手術しないで自力で治すことはできる？」
仮性包茎をそのままにしておくと、不衛生になり炎症を起こしたり、日常的な刺激に慣れていないため早漏により持続時間が短くなるなど多くのデメリットが生じます。
結論「仮性包茎を自力で治すのは基本的には難しい」です。
その理由を本記事では詳しく解説し、包茎手術がおすすめのクリニックについてもご紹介していきます。
仮性包茎とは包皮を手で剥くと亀頭を露出できる状態
仮性包茎は、男性器の包皮（陰茎を覆う皮膚）を手で後ろに引くことで亀頭（先端部分）を露出させることができる状態を指します。
通常時は亀頭が包皮に覆われていますが、自分で剥くことができるという特徴があります。これは生理的な状態の一つであり、日本人男性の約6～8割が仮性包茎に該当するとされています。非常に一般的な状態であり、多くの場合は日常生活や性生活において支障がないとされています。
仮性包茎を自力で治すのはリスクが伴う
仮性包茎を自己流の方法で改善しようとする情報がインターネット上に多く存在していますが、専門的な知識なしに行うことで様々なリスクが生じる可能性があります。
器具の使い方を誤ると男性器が傷つく
市販されている包茎矯正用の器具（矯正リングやサックタイプの装着器具など）を知識なく使用すると、陰茎に過度な圧力がかかり組織を傷つける恐れがあります。
特に血行障害や神経損傷などの合併症のリスクが高まります。また、包皮口が狭い仮性包茎の方が無理に矯正器具を使用すると、かえってカントン包茎になるリスクもあります。
テープで皮膚がかぶれて炎症を起こす
包皮を固定するためにテープなどの粘着剤を使用すると、デリケートな陰部の皮膚にかぶれや炎症を引き起こす可能性があります。繰り返しテープを剥がすことで皮膚に負担がかかり、水疱やかぶれが生じることもあります。これにより皮膚トラブルが生じ、かえって状態を悪化させることもあります。
無理な圧迫で壊死する危険性
包皮を無理に引っ張ったり、強く締め付けたりすると血流が阻害され組織の壊死（えし）を引き起こす危険性があります。
特に矯正リングなどを不適切に使用すると、血行障害を起こし、最悪の場合は陰茎組織が壊死してしまうこともあります。
嵌頓包茎（かんとんほうけい）では、亀頭が露出したまま戻せなくなり緊急処置が必要になることもあるため、専門知識のない自己流の方法は危険です。一度壊死した組織は回復が難しく、重篤な合併症につながる可能性があります。
一時的な効果で持続力はない
自己流の方法で一時的に状態が改善したように見えても、適切な医学的アプローチではないため、持続的な効果は期待できません。
矯正器具を使用中は亀頭を露出できても、器具を外すと元の状態に戻るため、性行為の際などには結局元の状態がバレてしまう可能性もあります。
「剥き癖をつける」という方法も、継続的な努力が必要で効果には個人差があります。結果として時間とお金を無駄にし、さらに健康リスクを増大させる可能性があります。
仮性包茎を治すなら根本的な治療がおすすめ
仮性包茎の改善を考えるなら、一時的な対処法ではなく、医学的根拠に基づいた適切な治療法を選択することが重要です。
仮性包茎の根本的な原因は陰茎の長さに対して包皮が余分に伸びていることであるため、本質的な改善には専門医による適切な処置が最も効果的です。
手術を受けるメリット
専門医による包茎手術（環状切開術など）には以下のようなメリットがあります
確実な効果が得られる
短時間（約30分程度）で終了する治療が多い
日帰り手術が可能な場合が多い
専門医の管理下で安全に行われる
術後の合併症リスクを最小限に抑えられる
衛生状態の改善が期待できる
手術を受けるデメリット
手術による治療にも考慮すべき点があります
費用がかかる場合がある（保険適用外の場合）
手術後の一定期間は性行為などを控える必要がある
まれに術後感染や出血などの合併症が起こる可能性がある
麻酔に対するアレルギーなど個人差がある
当クリニックでは仮性包茎の手術は行っておりませんが、ABCクリニックや上野クリニックは手術実績が豊富で男性特有のお悩みを専門とするクリニックのため丁寧なカウンセリングから希望とする見た目を実現することに期待できます。
仮性包茎を治すことで改善が期待できること
適切な医学的アプローチで仮性包茎を改善することで、以下のような効果が期待できます。
恥垢の蓄積を防ぎ衛生面が改善
仮性包茎が改善されると、包皮と亀頭の間に分泌物や垢（恥垢）が溜まりにくくなります。
仮性包茎では包皮内が湿った環境になりやすく、細菌が繁殖しやすい状態になります。これが「生臭い」「イカ臭い」といった不快な臭いの原因となることもあります。
適切な治療により清潔な状態を保ちやすくなり、衛生面が向上します。
亀頭炎や包皮炎などの細菌感染のリスク軽減
包皮内に細菌が繁殖しやすい環境がなくなることで、亀頭炎（亀頭部分の炎症）や包皮炎（包皮の炎症）などの感染症リスクが低減されます。
炎症を繰り返すと、包皮が厚くなって硬くなり、カントン包茎や真性包茎に進行するリスクもあります。また、尿路感染症や精嚢炎などの他の感染症のリスクも低減されます。
性病に感染するリスク低下
包皮の内側は粘膜組織であり、性病の原因となる病原体が付着しやすい環境です。仮性包茎が改善されることで、性感染症のリスクが相対的に低下する可能性があります。
日常的な刺激で早漏改善
通常、包皮に覆われている亀頭は非常に敏感です。仮性包茎が改善され亀頭が露出することで、日常的な刺激に慣れ、感度が適度に調整される場合があります。包皮をかぶった状態の亀頭は外的刺激に弱く早漏の傾向があることが多いため、適切な治療により性行為時の持続時間が延びる可能性があります。
見た目のコンプレックス改善
仮性包茎では、包皮が亀頭を覆っているため子どものような見た目になり、コンプレックスを感じる方も少なくありません。特に温泉や銭湯などの公共の場や性行為の際に不安を感じることがあります。外見に対する不安や心配が解消されることで、精神的な負担が軽減され、自信を取り戻せる方も多くいらっしゃいます。パートナーとの関係にもポジティブな影響をもたらすことがあります。
仮性包茎の治し方に関する質問
仮性包茎は必ず治した方が良いですか？
仮性包茎は病気ではなく、生理的な状態の一つです。日本人男性の約6～8割が該当するとも言われる一般的な状態です。衛生的に保つことができ、日常生活や性生活に支障がなければ、必ずしも治療が必要というわけではありません。
しかし、以下のような場合は専門医に相談することをお勧めします。
痛みや不快感がある場合
炎症を繰り返す場合
衛生面で不安がある場合
見た目にコンプレックスを感じている場合
性行為に支障がある場合
仮性包茎治療は保険適用ですか？
仮性包茎の手術は、一般的に美容目的とみなされることが多く、多くの場合は保険適用外となります。ただし、包皮が狭く炎症を繰り返すなど、医学的な必要性が認められる場合は、保険適用となる可能性があります。詳しくは各医療機関にお問い合わせください。
仮性包茎は個人の体験談を元に改善できますか？
個人の体験談はあくまで参考情報であり、医学的根拠に基づいているとは限りません。人それぞれ体質や状態が異なるため、他の方の体験が自分にも同じように当てはまるとは限りません。特に「剥き癖をつける」などの自己流の方法は、効果に個人差があり、長期間の継続が必要な場合が多いです。
安全で効果的な改善方法については、専門医に相談することをお勧めします。
知恵袋などの情報で仮性包茎を克服可能ですか？
インターネット上の情報は、医学的に正確でない情報も多く含まれています。特に知恵袋などの匿名掲示板では、専門知識のない一般の方の意見が含まれていることがあります。自己判断での対処は健康リスクを伴う可能性があるため、専門医の診察を受けることをお勧めします。
仮性包茎を無理に自力で治すのは危険！まずはクリニックに相談しよう
仮性包茎は日本人男性の約6～8割に見られる一般的な状態ですが、衛生面や見た目、性行為への影響などを考慮して、改善を希望される方も少なくありません。しかし、自己流の方法や不確かな情報に基づく対処は、かえって健康リスクを高める可能性があります。
仮性包茎の根本的な原因は、陰茎の長さに対して包皮が余分に伸びている状態であるため、余分な包皮を切除する手術以外に完全に治す方法はありません。
矯正器具やテープなどを使用する方法もありますが、これらは一時的な対応策にすぎず、医療用品として認可されているものではないため、使用には注意が必要です。
まずは専門医に相談することで、安全かつ効果的な改善方法を見つけることができます。仮性包茎は適切な処置で改善できるものですので、一人で悩まずに専門家の意見を求めることをお勧めします。
Comments