プロテインで薄毛になる?髪の毛との関係を解説
- maekawa54
- 2025年12月22日
- 読了時間: 9分
プロテインで髪質が変わったという声がある一方、タンパク質を摂りすぎると抜け毛が増えるのではないかと不安を感じる人も少なくない。
結論として、適量のタンパク質摂取が髪に悪影響を与える根拠は確認されていません。
広島大学の研究によると、髪の毛の85%はケラチンというタンパク質で構成されており、むしろ不足すると髪のパサつきや抜け毛につながる可能性がある。
厚生労働省によると、1日の推奨量は体重1kgあたり0.9gが目安。
体重55kgの女性なら50g程度となります。
ソイプロテインやホエイプロテインを飲み始めて髪がつやつやになったという報告は、不足していた栄養素が補われた結果といえるでしょう。
過剰摂取による腎臓への負担を避けるため、1回20〜30gを目安に分けて摂取するのが効果的です。
プロテインと髪の毛・薄毛の関係は?
プロテインと薄毛の関係については、インターネット上でさまざまな情報が飛び交っています。
プロテインを飲むとはげるという噂がある一方で、髪の毛が増えたという体験談も存在するため、何が正しいのか判断に迷う人は少なくありません。
結論として、プロテインが直接的に薄毛を引き起こす科学的根拠は現時点で確認されていないといえます。
髪質が変わったと感じるかどうかは、個人の栄養状態や体質、摂取量によって異なるでしょう。
プロテインと髪の関係を正しく理解することで、自分に合った活用法が見えてきます。
プロテインが直接の原因で薄毛になる可能性は低い
プロテイン摂取が直接的に薄毛を引き起こすという医学的根拠は現時点で確認されていません。
プロテインの主成分であるタンパク質は、髪の毛の構成要素として必要な栄養素であり、適量の摂取であれば髪に悪影響を与えるとは考えにくいでしょう。
薄毛の主な原因は、遺伝的要因やホルモンバランスの変化、生活習慣の乱れなど複合的な要素が関係しています。
プロテインを飲んで髪の毛が増えたという体験談がある一方で、抜け毛が気になるという声も存在するのは、個人の体質や摂取量、生活環境の違いによるものと推測されます。
髪質が変わったと感じる場合も、プロテイン単体ではなく食生活全体の見直しが影響しているケースが多いといえます。
プロテインを飲むとはげるといわれる理由
プロテインではげるという噂は、ホエイプロテインとホルモンの関係に対する誤解から生まれた可能性があります。
一部では、ホエイプロテインがテストステロンの分泌を促し、それがAGAを進行させるという説が広まりました。
しかし、テストステロン自体が直接薄毛を引き起こすわけではなく、問題となるのはジヒドロテストステロン(DHT)への変換過程にあります。
プロテイン摂取とDHT増加の因果関係を示す科学的データは十分に蓄積されていません。
ソイプロテインについても、大豆イソフラボンの女性ホルモン様作用がホルモンバランスに影響するという懸念がありますが、通常の摂取量では問題ないとされています。
根拠のない情報に振り回されず、正しい知識を持つことが大切です。
髪の毛はタンパク質からできている
髪の毛の主成分はタンパク質であり、健康な髪を維持するためには十分なタンパク質摂取が欠かせません。
食事やプロテインから摂取したタンパク質は、体内でアミノ酸に分解された後、毛母細胞で髪の材料として再合成されます。
タンパク質が不足すると髪が細くなったり、抜け毛が増えたりする可能性があるでしょう。
プロテインで髪がつやつやになったという声は、この栄養補給効果によるものと考えられます。
ただし、AGAなどホルモンが関与する薄毛に対しては、タンパク質摂取だけでは根本的な解決にならない点を理解しておく必要があります。
髪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質
広島大学の研究結果によると、髪の毛の約85%はケラチンというタンパク質で構成されています[2]。
ケラチンは18種類のアミノ酸が結合してできた硬タンパク質であり、髪にハリやコシを与える重要な成分となります。
特にシスチンというアミノ酸がケラチンの強度を保つ役割を担っており、このアミノ酸が不足すると髪がもろくなる可能性があるでしょう。
プロテインで髪がつやつやになったという声は、ケラチンの材料となるアミノ酸が十分に供給された結果かもしれません。
日々の食事やプロテインから摂取したタンパク質は、体内で分解されてアミノ酸となり、毛母細胞でケラチンとして再合成されます。
タンパク質が不足すると抜け毛や髪質低下につながる可能性がある
タンパク質の摂取量が不足すると、髪の成長に必要な材料が確保できず、抜け毛や髪質の低下を招くリスクが高まります[3]。
体内でタンパク質が不足した場合、生命維持に必要な臓器への供給が優先され、髪や爪などへの供給は後回しになるためです。
無理なダイエットや偏った食生活を続けている人は、髪が細くなったり、パサつきが気になったりするケースが少なくありません。
プロテインで抜け毛が減ったという報告があるのは、不足していたタンパク質が補われた結果である可能性が考えられます。
1日の食事内容を見直し、タンパク質摂取量が足りているか確認することが髪の健康維持には欠かせません。
タンパク質を摂ってもAGAによる薄毛は改善しない
AGA(男性型脱毛症)による薄毛は、タンパク質を十分に摂取しても根本的な改善は期待できません。
AGAはDHTが毛包に作用してヘアサイクルを乱すことで発症するため、栄養補給だけでは進行を止められないのが現実です。
プロテインで髪の毛が増えたという体験談の多くは、AGAではない一時的な栄養不足による脱毛が改善したケースと考えられます。
AGAの治療には、フィナステリドやミノキシジルなど医学的に効果が認められた成分を用いた治療が必要となるでしょう。
薄毛が気になる場合は、まず専門のクリニックで原因を特定することが解決への第一歩です。
プロテインは発毛ではなく材料を補う役割に近い
プロテインには発毛を促進する薬理作用はなく、あくまで髪を作るための材料を補給する栄養補助食品として位置づけられます。
髪の毛を育てる毛母細胞が正常に機能するためには、十分なタンパク質と各種ビタミン・ミネラルが必要となります。
プロテインを飲み始めて髪質が変わったと感じる人は、以前の食生活でタンパク質が不足していた可能性が高いでしょう。
発毛効果を期待してプロテインを選ぶよりも、日々の栄養バランスを整える目的で活用するのが賢明です。
ソイプロテインやホエイプロテインなど種類による髪への直接的な効果の違いは明確ではなく、自分の体質や目的に合わせて選択することをおすすめします。
髪のためのタンパク質の摂り方と注意点
髪の健康を維持するためには、適切な量のタンパク質を継続的に摂取することが重要です。
必要量は体重や活動量によって異なり、過不足なく摂取することで髪への効果が期待できます。
プロテインは食事で不足しがちなタンパク質を手軽に補う手段として有効でしょう。
ただし、タンパク質の摂りすぎは体重増加や内臓への負担につながるため注意が必要です。
タンパク質と合わせて亜鉛やビタミンB群などの栄養素も意識することで、より効果的な髪のケアが実現します。
1日に必要なタンパク質量の目安は体重ベース
健康な成人が1日に必要とするタンパク質量は、体重1kgあたり0.9g(推奨量)が目安とされています。
運動習慣がある人や筋力トレーニングを行っている人は、体重1kgあたり1.2〜2.0g程度まで増やすことが推奨されるケースもあります。
体重60kgの人であれば、1日あたり54gのタンパク質摂取が基本の目標値となるでしょう。
髪の健康維持のためには、この目安量を継続的に摂取することが重要です。
自分の体重と活動量から必要量を計算し、現在の食事内容と照らし合わせてみることをおすすめします。
食事で足りない分をプロテインで補う
プロテインは食事から摂取するタンパク質の不足分を効率的に補うためのサプリメントとして活用するのが基本的な考え方です。
肉・魚・卵・大豆製品などの食品から必要量を摂取できている場合、追加でプロテインを飲む必要性は高くありません。
忙しい朝食時や間食として手軽にタンパク質を補給したいときに、プロテインは便利な選択肢となります。
髪のためにプロテインを取り入れる場合も、まず普段の食事内容を見直すことが先決でしょう。
ソイプロテインは植物性タンパク質を手軽に摂取でき、女性の薄毛対策として選ばれることも少なくありません。
タンパク質の摂りすぎはカロリーオーバーや内臓負担につながる
タンパク質の過剰摂取は、体重増加や腎臓・肝臓への負担増加といった健康リスクを伴う場合があります。
タンパク質を摂りすぎると余剰分は体脂肪として蓄積されるか、代謝過程で腎臓に負荷をかけることになるためです。
髪の毛のためにと考えてプロテインを大量に飲んでも、一定量以上は髪の成長に活用されないと考えられます。
1回の食事で効率的に利用されるタンパク質量には個人差がありますが、20〜30g程度を目安に複数回に分けて摂取することが推奨されています。
適量を守りながら継続的に摂取することが、髪と体の両方にとって最善のアプローチとなります。
髪の健康のために亜鉛・ビタミンB群などの補助栄養を一緒にとろう
髪の成長にはタンパク質だけでなく、亜鉛やビタミンB群、ビオチンなどの栄養素が不可欠です。
亜鉛はケラチンの合成に関与し、ビタミンB群は毛母細胞の代謝を促進する働きを持つと考えられています。
これらの栄養素が不足すると、十分なタンパク質を摂取していても髪の成長が滞る可能性があるでしょう。
髪の健康をサポートする栄養素を以下に整理しました。
亜鉛:ケラチン合成に関与し、牡蠣・牛肉・ナッツ類に多く含まれる
ビタミンB6:アミノ酸代謝を助け、マグロ・鶏肉・バナナから摂取可能
ビオチン:髪や皮膚の健康維持に寄与し、卵黄・レバー・大豆に含有
鉄分:毛根への酸素供給に必要で、赤身肉・ほうれん草が摂取源となる
プロテインを選ぶ際は、これらのビタミン・ミネラルが配合された製品を検討するのも一つの方法です。
栄養素を組み合わせて摂取することで、髪質改善への相乗効果が期待できます。


