top of page

日米ベースボールスポーツメディスンミーティングと成長期野球肘検診

こんにちは、Do-Clinic 道家です。

昨日今日と第2回アジアパシフィックShoulder&Elbowシンポジウム「日米ベースボールスポーツメディスンミーティング」に参加してきました。

私の師匠の1人である菅谷啓之先生が企画されました。

日本のプロ野球、アメリカメジャーリーグのチームドクターやトレーナーなどが一同に介し、野球によるスポーツ障害に対する現状の日米の違いや、アプローチや対応策など議論されていました。

中でも特に肘の内側靭帯損傷に対するトミー・ジョン手術に関しても議論が盛んに行われました。

大谷選手やダルビッシュ選手なども受けられた手術です。

実はアメリカでは年々手術件数が増えているようで、高校生など10代で手術を受ける選手が特に増えてきているようです(日本でも手術は行われていますが、日本での手術件数はほとんど増えていません)。

手術方法から、手術に至るまでの治療内容などディスカッションが行われました。

重要なポイントとしては、肘の画像上の異常があったとしても、股関節や体幹の運動機能などをリハビリテーションでしっかり治すことが一番重要ということが再確認されました。

当院でも、野球選手の肩や肘の障害の原因は、股関節や体幹、肩甲骨などの機能低下や柔軟性の低下であると考え、治療を行っています。

懇親会では福岡ソフトバンクホークスの工藤監督や、日本ハムファイターズの木田投手コーチなどとお話する機会が持て、当院の紹介や治療方針に共感していただきました。

またミーティングでは成長期の野球選手のケガの予防の重要性もトピックスとなっていました。

北海道では例年11月下旬〜12月にかけて北海道野球協議会が主体となって

成長期野球肘検診を行っています。

①障害予防の重要性の講演

②超音波を使った肘障害の早期発見

③全身のメディカルチェック

の3本柱で検診を行っています。

本日は北区を中心とし北海道大学で行われ、来週12月8日は札幌ドームで大規模に行われます。

本日は私は欠席しましたが、12月8日は参加し、①の講演を担当することになっています。

今回のカンファレンスで得た最新の知識を踏まえ、わかりやすくお話ができればと思っています

お申し込みは下記の野球協議会のHPから可能です

下記は12月1日に行われた北区の野球肘検診の様子です

また当院は2次検診対象病院にもなっています

検診で異常の可能性が指摘されたお子さんたちをしっかり評価、治療をしていくので、異常が見つかったお子さんはぜひご相談ください。

検診で終わりではなく、しっかりと評価・治療をしなければ検診の意味がありませんからね。

また当院でも同様の内容の野球肘検診を行っています

通常診療時間内に来院いただければ検診は可能です。

12月8日のご都合が悪い方はもちろん、チーム単位での検診のご相談も承ります。

お気軽にご相談ください。

また栄養の面からのサポートも行っています。詳しくはInformationをご覧ください。

ケガなく野球が続けられるようお手伝いしていきたいと考えています。

最新記事

すべて表示

新しいバイオセラピー PFC-FD(2.0)

当院では、「運動機能をリハビリで治す」ことが診療の柱であり、たとえ関節変形があったとしてもほとんどの場合がリハビリで症状の改善が得られています。 しかし損傷してしまった組織は、リハビリだけではなかなか治すことができないのが現状です。 近年では医学の進歩に伴い、バイオセラピーと呼ばれる再生医療が話題となっています。 整形外科でも例外なく、再生医療が普及してきました。 その代表となるのが、PRP治療と

bottom of page