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ビクトリーロード 

やりました! ラグビー日本代表、4連勝で決勝トーナメント進出!!

アイルランドに続き、スコットランドまで撃破しての初めてのベスト8です

歴史に残る激闘だったと思います。

両チームとも真っ向勝負の力と力の勝負でした。

最後はホームアドバンテージの国民の応援の差だったようにも思います。

スコットランドはやはり強かった。

そもそも番狂わせが起きづらいというラグビーですので、4年前の南アフリカへの勝利は「奇跡」といっても過言ではない勝利でした。

今回は4年間で確実に力をつけた実力の結果だと思います。

ジェイミー・ジョセフHCが、エディー・ジョーンズ前HCから引き継いだチーム作りは非常に難しかったと思います。ただ選手たちの自主性を芽生えさせ、「ONE TEAM」の言葉のとおり、すごく良い方向にチームがまとまっているようにみえます。

ティア1というランキング上位の伝統国(ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、フランス、イタリア、アルゼンチン)と、ティア2といわれる中堅国(日本、サモア、フィジー、トンガ、ジョージアなど)では、力の差が大きかったですが、ここ10年でその差が縮まってきているのではないでしょうか。

そして今回の4連勝で、日本の世界ランキングは初の7位!

まさかこんな日が来ようとは・・・

タイトルの「ビクトリーロード」は日本代表応援歌として、いろいろな場面で歌われているようです。

日本代表候補だった山本幸輝選手が、「カントリーロード」の替え歌として作り、チームをまとめる歌として歌われていたようです。

みんなも歌って応援しましょう!

ビクトリーロード この道ずっとゆけば 最後は笑える日が来るのさ ビクトリーロード

そしてプレー内外でもいろいろなところで話題になっていることにうれしく思っています。

試合が終わってのノーサイドの精神とか、相手をリスペクトする姿勢など。

例えば釜石での話題。

本来本日カナダvsナミビアという試合が行われる予定でしたが、台風の影響で中止(引き分け扱い)となりました。

カナダは以前は日本のライバル国と言われており、W杯で2度引き分けている国です(これまでのW杯で引き分けは3試合あり、そのうち2試合が日本vsカナダとのこと)。前回大会で全敗で、今回もこれまで勝利なし。

ナミビアもこれまでW杯は22戦勝利なしで、初勝利がかかった試合でした。

しかも復興の地釜石での試合。楽しみにしていた試合でしたが、残念ながら中止。

選手たちも残念だったことと思いますが、なんと選手たちが被災地のボランティアに参加しているとのニュース。

心が打たれました!

ラグビーには「ラグビー憲章」といわれるいわゆるルールブックがあります。

ラグビーは体と体をぶつけ合って楕円形のボールを奪い合う、プレーだけ見ると野蛮なスポーツです。

当然怪我や危険も伴います。

だからことしっかりとしたルールの下で行われなければならない。

そしてそのルールの精神となるのが、世界共通のラグビー憲章です。

その中に、「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」という5つの言葉があります。

品位 (INTEGRITY)

品位とはゲームの構造の核を成すものであり、誠実さとフェアプレーによって生み出される。

情熱 (PASSION)

ラグビーに関わる人々は、ゲームに対する情熱的な熱意を持っている。ラグビーは、興奮を呼び、愛着を誘い、グローバルなラグビーファミリーへの帰属意識を生む。

結束 (SOLIDARITY)

ラグビーは、生涯続く友情、絆、チームワーク、そして、文化的、地理的、政治的、宗教的な相違を超えた忠誠心へとつながる一体的な精神をもたらす。

規律 (DISCIPLINE)

規律とはフィールドの内外においてゲームに不可欠なものであり、競技規則、競技に関する規定、そして、ラグビーのコアバリューを順守することによって表現される。

尊重 (RESPECT)

チームメイト、相手、マッチオフィシャル、そして、ゲームに参加する人を尊重することは、最も重要である。

ラグビーは「情熱」によって肉体を極限まで鍛え上げた30人の選手たちが、ぶつかり合ってボールを争奪するスポーツだ。プレーには、野性的な闘争心が不可欠である。だが、だからこそ、剥き出しの闘争心をコントロールするための「品位」と、ルールを遵守する「規律」が必要になる。さらに「規律」は、異なる体格や特徴を持つ15人が「結束」するうえでも欠かせない。「15人それぞれが与えられた役割を果たすことで、チームが機能します。どんなに優れたプレーヤ―がいたとしても、仲間を思いやれなくてはチームの結束も規律も保てません。『I』ではなく『We』。ラグビーでは『私が』ではなく『我々が』という考え方が大切になってくる」

「そもそもラグビー憲章に書かれた5つの理念は、子どものころ家庭や学校で教えられることでしょう。友だちを大切にして、ルールを守る……。ラグビーにとどまらず、人が生きていくうえで、とても重要な考え方だと思うんです」

W杯には、20カ国が参加している。それぞれの国が、異なる歴史や文化を持つ。もちろん言語も人種も宗教も違う。さらに言えば、ラグビーの代表チームは国籍にこだわらない。同じ国の代表選手だからといって、同じ価値観を持っているとは限らない。しかしすべての選手が、ラグビー憲章に示された「重要な考え方」を共有する。だから試合が終われば、互いにたたえ合って肩を組めるのだ。死力を尽くしたゲームのあと、敵味方のサイドがなくなり、仲間になる。それが、ラグビーならではのノーサイド精神だ。

ファンたちも、ラグビーが培ってきた「重要な考え方」に共感を覚えるからこそ、グラウンド外での選手の振る舞いや、ノーサイド後の風景に、心が動かされるのではないだろうか。

ラグビーのU20日本代表監督の水間良武さんはこのように語っています。

今大会でもグランド内外でさまざまなリスペクトの行動が話題になっていますよね。

こういった個々を尊重して結束するというラグビーの多様性が、日本代表に外国人選手が多い理由ですね。

「ラグビーは少年をいちはやく大人にし、大人にいつまでも少年の心を抱かせる」

こんな言葉があります。

まさにそんなイメージが私にはあります。

みなさんがラグビーの魅力の虜になってくれればうれしいです。

そして

「1人はみんなのために、みんなは1人のために(One for All, All for One)」

という言葉もあります。

みなさんも聞いたことがある言葉ですよね。実はラグビーの言葉です。

ただこれは「1人はみんなのために、みんなは1つの目的のために」という意味が正しいと言われています。

さまざまなポジションで自己犠牲をしてでも、トライを取るというチームの目的を果たすということですよね。

Do-Clinicでも、「健康寿命を延ばす」という1番の目的のために、みんなで「ONE TEAM」となって診療に取り組んでいきたいと思います。

今日の勝利で興奮しており、長くなりました。。。

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