Do-Clinic 道家です 今日はハイドロリリースについてです
6月11日に「名医につながる!たけしの家庭の医学」にて、肩こりに対して、筋肉と筋肉の間に注射をして動きをよくするハイドロリリースの手技が紹介されました ハイドロリリースは近年注目されている治療方法で、私も超音波をみながら行っています 関節ではなく、筋肉の動きの問題が原因である場合には、すぐに効果の現れる治療法です
私は2016年に、出演されていた帝京大学の笹原先生とはエコーセミナーでお会いし、指導をしていただきました 同年代にも関わらず、エコー診療を取り入れ治療をされており、私も刺激を受けたことを覚えています
私は医者になった当時から、超音波には興味があり、セミナーなどに参加をしていました 当時は現在ほど普及、注目はされていませんでした ただ現在では超音波機械の進歩から、整形外科診療には欠かせないツールとなりつつあります
超音波に興味を持ったきっかけは、秋田の城東整形外科に勤務されている皆川先生の講演を拝聴したことがきっかけです レントゲンには映らない筋肉を超音波を使って評価をし、動きを評価できること、同時に注射をすることですぐに治療効果を出すことができるのが特徴です レントゲンを中心に関節に着目していたこれまでの整形外科治療と異なり、新しい治療方法といえると思います 当時は「筋膜リリース」と呼ばれていました
関節などの構造変化にとらわれず、筋肉の動きや姿勢など運動機能に着目して治療していく当院の治療方針に適したツールと考えています 開院前の4月には、秋田の皆川先生のところへ当院看護師と一緒に訪問し、診療を見学させていただきました 当院でも最新の超音波機器を導入し、そのノウハウを診療に活かしています
ただ当院では理学療法士の評価を大切に考えており、注射後のリハビリでは正確な評価ができないため、リハビリ前に注射を行うことはほとんどありません リハビリにて評価・治療を行ったあとに、注射をしています また注射をせずともリハビリで改善できる場合も多くあります リハビリとハイドロリリースを組み合わせていくことで、より効果的な治療ができると考えています
肩だけに限らず、腰や足など全身の診療にも利用できます お困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください