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包茎手術を保険適用で受ける方法はある?適用条件や費用相場の目安を解説

  • maekawa54
  • 4 日前
  • 読了時間: 9分

包茎手術 保険適用

今回は、包茎手術と保険適用の関係について


「包茎手術を受けたいけど費用が心配」

「保険は使えるの?」


という疑問をお持ちの方に向けて、詳しく解説していきます。


包茎手術は基本的に保険適用外

まず最初に押さえておきたいのは、包茎手術は基本的に保険適用外であるということです。


主な理由は下記です。


▼包茎手術が保険適用外になる理由



理由①健康保険は病気や日常生活に支障がある症状の治療のみ対象

健康保険は、病気やケガの治療など医学的に必要と認められる治療に適用されるものです。単に見た目や心理的な理由だけでは、保険適用の対象とはなりません。


理由②仮性包茎は病気には該当しない

仮性包茎は医学的には異常とは見なされず、いわゆる「病気」には該当しません。仮性包茎は亀頭(陰茎の先端部分)が普段は包皮で覆われていますが、勃起時や手で引っ張ることで露出させることができる状態です。


確かに包皮が覆いかぶさる状態だと不衛生になり臭いが発生する可能性もありますがご自身でケアすることが可能です。


さらに日本人男性の約7割が仮性包茎と言われており見た目が気になる方は多いかもしれませんが、健康上の問題は少ないというのが見解です。


保険適用対象は真性包茎とカントン包茎

一方で、真性包茎・カントン包茎の場合は医学的治療の必要性が認められ、保険適用となる可能性があります。


参照:独立行政法人国民生活センター「美容医療サービスにみる包茎手術の問題点」 https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20160623_2.pdf

真性包茎は包皮口が狭く亀頭を露出できない状態


真性包茎の危険性

  • 放尿や射精が正常にできない危険性

  • 包皮内に分泌物が溜まりやすく、炎症を起こす可能性

  • 包皮の内側や亀頭の清潔を保つことが困難


これらの理由から、真性包茎は医学的治療の対象となり、保険適用となります。


カントン包茎(嵌頓包茎)は露出した亀頭が包皮に戻らず締め付けられる緊急性の高い状態


カントン包茎の危険性

  • 亀頭が壊死する危険性

  • 激しい痛みや腫れ

  • 排尿困難


カントン包茎は医学的に緊急を要する状態であり、即時の治療が必要です。当然、保険適用の対象となります。


施術方法は背面切開術・環状切開術のみ

保険適用となる包茎手術の方法は限られており、主に以下の2種類です。


  1. 背面切開術:包皮の背側(上側)に切れ込みを入れ、包皮口を広げる方法

  2. 環状切開術:包皮を輪状に切除する方法


医学的に必要最低限の処置を行う方法で、美容的な仕上がりよりも機能の回復を重視した術式です。


保険適用で自己負担3割が一般的

保険適用となる場合、一般的な自己負担割合は3割です。年齢や収入によっては1割や2割の場合もあります。


保険適用で包茎手術を受けた場合の自己負担額は、およそ3万円〜5万円程度になることが多いです。


参照:厚生労働省「医療費の自己負担」 https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info02d-37.html

包茎手術の一般的な費用相場

参考までに、包茎手術の一般的な費用相場をまとめました。

区分

手術の種類

費用相場(全国)

備考

保険適用

真性包茎

約10,000円(3割負担)

初診料 手術費 術後処置含む

自由診療 (仮性包茎等)

環状切開法

50,000〜150,000円

クリニックによる


亀頭直下埋没法

200,000〜400,000円

仕上がり重視の美容術式


背面切開法

55,000〜200,000円

真性・カントン包茎向け


根部切開術

200,000〜400,000円

仮性包茎向け


切らない包茎手術

33,000〜100,000円

軽度仮性包茎のみ


オーダーメイド術

330,000〜660,000円

高度な美容 特殊オプション

包茎の種類別

仮性包茎

55,000〜99,000円

標準的な自由診療


カントン包茎

140,000〜250,000円



真性包茎

165,000〜253,000円


クリニックや術式によって費用は大きく異なります。カウンセリング料・検査料・麻酔代・アフターケア代が別途かかる場合があります。


保険適用は「真性包茎」など医学的必要性がある場合のみ対象です。


主な術式ごとの費用相場(自由診療)

術式名

費用相場

対応する包茎の種類

環状切開法

50,000〜150,000円

仮性・真性・カントン包茎

亀頭直下埋没法

200,000〜400,000円

仮性・真性包茎

背面切開法

55,000〜200,000円

真性・カントン包茎

根部切開術

200,000〜400,000円

仮性包茎

切らない手術

33,000〜100,000円

軽度仮性包茎

クリニックごとに料金体系やオプションが異なり同じ環状切開法だとしても約10万円以上の価格差があるため包茎手術を受ける際にはあらかじめ費用相場を理解しておくことが重要です。


包茎手術を保険適用で受けるメリット



費用負担を軽減することが可能

最大のメリットは、費用が抑えられることです。自由診療では10万円以上かかることが多い手術が、保険適用なら3〜5万円程度で受けられます。


無理なしつこい勧誘がない

保険診療では医学的に必要な処置のみを行うため、不必要な追加施術の勧誘などがありません。ネット上では「無理な勧誘で高額な治療を契約してしまった」という悪質なクリニックがあるのも事実ですが、そういった心配が不要になります。


包茎手術を保険適用で受けるデメリット



見た目や仕上がりが不自然になる可能性

保険適用の手術は医学的機能の回復を目的としているため、美容的な仕上がりを重視した施術ではありません。そのため、見た目が不自然になる可能性があります。


保険適用の記録が残る

保険診療を受けると、診療記録が残ります。一般的にはメリットになりがちですが、プライバシーに関わる問題で誰かにバレなくない場合にはデメリットとなります。。


女性スタッフが対応することも

病院によっては、女性看護師が処置に関わることもあります。患部を見られてしまう場合や状況次第では施術のサポートのために手袋の上から触られる可能性もあります。


恥ずかしさや勃起したらどうしようという不安感が生じる可能性もあります。


包茎手術を保険適用で行うと医療費控除の対象になる

保険適用で包茎手術を受けた場合、その費用は医療費控除の対象となります。


年間の医療費が10万円を超える場合、確定申告で医療費控除を受けることで、税金の還付を受けられる可能性があります。


実際に保険適用で包茎手術をした場合は医療費控除を忘れずに申請するようにしましょう。

参照:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

保険適用外の自由診療で包茎手術をするメリット

保険適用で包茎手術をすると自己負担が減る費用面でのメリットが大きいですが、包茎手術を検討する方は値段だけで選ばないケースが多いです。


そのため見た目や仕上がりを重視してあえて保険適用外で包茎手術をする人もいます。


▼自由診療で包茎手術をするメリット


満足した仕上がりを目指せる

自由診療では美容的な仕上がりも重視した施術が可能です。保険適用で治療したものの色が分かれる「ツートンカラーになってしまった」「必要以上に包皮を切られて引っ張られる」といった後悔の声があるのも事実です。


見た目の自然さにもこだわりたい方は、自由診療の包茎手術がおすすめです。


自分にあった術式を選択できる

包茎手術には大きく分けて「切る包茎手術」「切らない包茎手術」がありさらにクリニックによって術式が異なります。


今の自分の患部の状態や悩みによって適切な術式が異なるため医師と相談しながら選択できる方がメリットが高いです。


個室対応などプライバシー配慮が充実

自由診療のクリニックでは、プライバシーに配慮した対応が充実しています。個室での診察や男性スタッフのみの対応など、なかなか言いづらい男性特有の悩みを気軽に相談できる環境が整っていることが多いです。


さらには他の患者と接触しないよう完全予約制ですれ違わないような配慮をしているクリニックも多いです。


包茎以外の悩みも相談可能

自由診療のクリニックでは、包茎だけでなく、EDや早漏など他の悩みも併せて相談できることが多いです。


包茎手術を検討する方は単に見た目が気になるというよりも包皮が覆いかぶさっていることにより感度が強く早漏や持続時間に悩んで治療を検討する方もいます。


保険適用のクリニックですと包茎以外の悩みの相談ができないため包茎手術以外の悩みがある場合は自由診療の方が良いケースもあります。


割引制度を活用すると安く包茎手術ができる

自由診療のクリニックでは、割引キャンペーンやモニター価格などを実施していることがあります。


割引制度を利用すれば、通常より安く手術を受けられる可能性があります。


包茎手術の保険適用や費用相場に関するよくある質問



包茎手術を値段の安さだけで決めるのは危険ですか?

値段の安さだけで選びのは危険です。

費用だけでなく、医師の経験や実績、アフターケアの充実度なども考慮して選ぶことが重要です。


極端に安い価格を提示しているクリニックは、追加料金が発生する可能性や施術の質に問題がある場合もあります。また高額なプランを提案される危険性もあるため注意しましょう。


包茎手術のカウンセリングだけは無料ですか?

多くのクリニックでは、初回カウンセリングは無料で行っています。ただし、医療機関によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。


包茎手術を保険適用で行うと家族や会社にバレますか?

保険証を使用すると、世帯主(保険証の名義人)には医療機関名が記載された医療費通知が届くことがあります。


ただし、具体的な病名や処置内容は記載されないことが一般的です。会社の健康保険を使用している場合も同様です。完全に秘密にしたい場合は、自由診療を検討するとよいでしょう。


包茎手術は未成年でも行うことができますか?

はい、未成年でも包茎手術を受けることは可能です。ただし、18歳未満の場合は保護者の同意が必要になります。真性包茎やカントン包茎の場合は、年齢に関わらず早めの治療が推奨されます。


包茎手術はなぜクリニックによって費用が異なるのですか?


費用が異なる理由としては、以下のような要因が考えられます。


  • 医師の経験や技術レベル

  • 使用する機器や材料の違い

  • クリニックの立地や施設の充実度

  • アフターケアの内容

  • 麻酔の種類や方法


単に価格だけで比較するのではなく、実績や通いやすさなど総合的に判断することが大切です。

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