
オリジナル診療
栄養

身体を動かす上で、栄養は不可欠です。
骨粗しょう症を予防するためには、カルシウムやビタミンDを取ることが重要です。さらに転ばない身体を作るためには筋肉を増やして、さらに運動習慣をつけていくことが必要です。しかし普段の食事が偏っていたり、食事量が少ないと、せっかく薬を飲んだり、運動をしていても高い効果は得られません。当院では管理栄養士による栄養/食事介入にて薬、運動効果を最大限発揮できるような方法をご提案いたします。
またスポーツ選手や成長期の子どもたちのケガの予防、身体づくりにおいても栄養は不可欠です。プロテインをとっていればいいという誤った知識が先行しており、運動をすることでエネルギーが必要となり、かえって筋肉を壊してしまうことも少なくありません。体組成計や採血データをみながら、北海道コンサドーレ札幌の現役管理栄養士があなたの状況に合った栄養/食事介入を行います。
定期的な栄養セミナーの開催
「50歳からの美ボディ栄養セミナー」
講師:小松信隆(管理栄養士)、上原千波(当院理学療法士)
場所:当院ビル5F ダイニングホールウィステリア内
時間:14:30~15:30
日程:コロナウイルス感染のため中止中
費用:1000円/回(税込)、または5000円/全6回(税込)
個別栄養相談
対象:①・骨粗しょう症の患者さん
・筋肉量低下(サルコペニア)の患者さん
・成長期などのスポーツ選手とご家族
②痛風の患者さんとご家族
講師:小松信隆(管理栄養士)
予約制
日時:月2回火曜日診療時間内(それ以外の日時を希望される場合はご相談ください)
価格:①2750円/30分(自由診療、税込)
②約800円/20分(保険診療)
補足:事前に採血や体組成検査を行うとより詳細な栄養アドバイスが行えます。
詳細は診察時にお問い合わせください。
ハイドロリリース注射

ハイドロリリース注射は、近年行われるようになってきた新しい治療方法です。
ハイドロリリースは、Hydro+releaseで水分+剥がすという意味の造語です。注射をして組織を剥がし、動きを良くするという効果があります。超音波の進歩により正確に注射ができるようになったことで行われるようになりました。
運動器の痛みは、これまで関節が変形しているから痛い、軟骨がすり減っているから痛いとして、手術で変形を治す治療が主に行われてきました。しかし、実は軟骨には痛みを感じる神経がないのです。
痛みは神経を通じて感じます。そして体内では、膜の部分に細かな神経が多く存在していることがわかっています(肺の胸膜、内臓の腹膜、骨の骨膜など)。そして近年、筋肉を包む膜の部分(筋膜)にも細かな神経が多く存在することがわかってきました。そして筋肉の動きが悪くなると、筋肉を隔てている筋膜部分の動きが悪くなり、そこで炎症を起こす、痛みを感じるという痛みのメカニズムが明らかになっています。

ハイドロリリース=筋膜リリースとして、主に行われていますが、当院ではハイドロリリースを、組織の動きをよくする目的に症状に応じて「筋膜リリース」、「神経リリース」、「皮下リリース」に分けて行っています。
「筋膜リリース」は、筋肉と筋肉の間の筋膜部分へ注射をして薬液を注入することで、筋肉同士の滑りをなめらかにし、細かな神経への刺激を減らすことで疼痛を改善させる方法です。
「神経リリース」は、痛みを出している神経のすぐ近くに注射をして、神経のつっぱりなどを改善することで疼痛を改善させる方法です。
「皮下リリース」は、手術の後など組織が固くなり、皮膚の動きが悪くなっている部分を剥がし滑走をよくすることで、疼痛や可動域を改善させる方法です。
超音波の発達によりピンポイントに注射をすることが可能となり、超音波をみながら筋膜や神経、皮下を目がけて安全に注射をします。するとすぐに疼痛の軽減、動きの拡大を認めることが多いです。
新しい整形外科の治療方法、体感してみてください(保険診療で行えます)。
注射対象者:頑固に続く肩こり
五十肩などで肩の動きが悪い
動くことが痛みが出現する腰痛
手や肘周囲のつっぱり感や痛み
股関節、膝関節、アキレス腱周囲などのつっぱり感や痛み
手術後の部位で組織が硬く、動かすと痛みがある
Point:ハイドロリリースをして一時的に動きがよくなったとしても、普段の動きが変わらなければ、またもとに戻ってしまうことがほとんどです。当院では、ハイドロリリースだけでなく、その後にリハビリ治療を行うことをオススメしています。注射で動きを出し、リハビリでその動きを維持することを目的として、医師と理学療法士が連携して治療を行っています。
また場合によっては、リハビリ時間内に注射をすることもあります。最近ではリハビリ治療を行いながら、その治療の補助としてハイドロリリース注射を行うことが多いです。注射をすることで治療期間の短縮を目指します。
