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開院時の考え方
当院の考え方
運動疾患とその治療の考え方
骨や関節などの骨格、それを動かすための筋肉や神経系、これらは「運動器」を呼ばれ、人が活動するためには不可欠な要素です。一般的に運動器疾患は整形外科で診療が行われますが、一般的な整形外科では骨や関節に焦点をあて、手術加療が治療の中心となっていることが少なくありません。
しかし私はこれまでの経験から、整形外科の手術ではなかなかよくならない患者さまや、手術が必要だと思っていても手術をしないでもよくなる患者さんを数多くみてきて、あることに気づきました。それは骨や関節を動かす筋肉を中心とした「運動機能」の重要性です。運動機能とは身体本来のもつ正しい動かし方と思っていただければよいと思います。
昨今のリラクゼーションブームによりみなさんも、マッサージ店や整骨院で施術を受けたことがあるかもしれません。施術後は一時的に身体が軽くなっても、またすぐに元に戻ってしまうといったことを経験した方も少なくないのではないでしようか。それは一時的に筋肉がほぐれて動かしやすくなっただけで、運動機能、身体の動かし方が改善していないからだと思います。
現代病と呼ばれるパソコンやスマートホンの多用により肩が凝ったり、姿勢が悪くなったり、また運動習慣の低下から筋力が落ちたりと、本来の身体の動かし方ができなくなっている人が多くみられます。糖尿病や高血圧、高脂血症などが生活習慣病と言われますが、この運動機能の低下こそ、生活習慣病のメインと考えられます。
運動機能を改善することで、ほとんどの整形外科疾患は改善すると考えています。たとえ軟骨がすり減っていたり、関節が変形していても、運動機能を改善することで、痛みが改善することも多くあります。そしてそれは身体の一部分のみならず全身の動きが関係することが多いです。この運動機能の異常、低下を治療するのは、理学療法士によるリハビリテーションです。
理学療法士は、整骨院の柔道整復師とは異なり、運動機能に対する知識のスペシャリストです。痛みを起こしている原因を全身へのアプローチで探り、身体の動かし方を治していきます。私はこのことに関しては整形外科医師よりも詳しい専門家だと思っています。

ロコモティブシンドロームと健康寿命
みなさんはロコモティブシンドローム(通称ロコモ)という言葉をご存知でしようか?メタボリックシンドローム(通称メタボ)という言葉は聞いたことがある方が多いかもしれません。メタボは生活習慣病による身体の内面の異常表した総称です。ロコモは運動器の障害のために移動機能の低下を表した言葉です。四肢関節・骨の加齢変化によるものだけでなく、筋肉量の低下や運動習慣の欠如からくる転倒しやすさを表します。ロコモが進行すると介護が必要になったり、日常生活、社会参加が制限されます。
近年健康寿命を伸ばそうとする取り組みが多くみられます。健康寿命とは、いわゆる寿命とは異なり、介護などを受けず健康上の問題がない状態で自立した生活を送れる期間のことです。その健康寿命を最大の敵はロコモなんです。ロコモを予防することが、長く健康でいるために必要なことだと思われます。ではどうしたらいいでしょうか?
ロコモは運動器障害のための移動能力の低下です。つまりしっかり動ける身体を維持していくことが重要です。それには運動機能を改善し、運動習慣を作っていくことが一番です。当院での運動機能の改善がそのきっかけになればと思っています。
包括的な骨粗しょう症治療
口コモと密接な関係があるのが、骨粗しょう症です。骨粗しょう症は加齢に伴い骨が脆くなる疾患ですが、それで一番問題となるのは転倒などをした際の骨折です。一度骨折が生じてしまうと、複数回骨折を起こしてしまう骨折の連鎖につながりかねません。そして骨折により動きが制限されたり、筋肉が落ちたりと口コモへとつながります。


