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股関節の痛み
正常な構造
股関節は、人体の中で非常に重要な関節の一つで、下半身と体幹をつなぐ役割を果たしています。
【骨/関節構造】
股関節は、「大腿骨(太ももの骨)」と「寛骨(骨盤の一部)」で構成されています。寛骨は、腸骨、恥骨、坐骨の3つの部分からなり一般的には仙骨と合わせて「骨盤」と呼ばれています。
股関節の形状は「球関節」と呼ばれ、大腿骨の頭部が寛骨の臼状のくぼみにはまり込む形をしています。この構造により、広範囲な動きが可能になります。

【股関節の筋肉】
股関節を動かすために、数多くの筋肉が存在します(図参照)。 これらの筋肉が協調して働くことで、股関節は動いています。 特にお尻にある筋肉は、股関節が安定して動くために、非常に重要な働きをします。 立っている時や歩いているときに股関節には上半身のおもさが加わっています。このときに身体のバランスを取ろうと働いてくれる筋肉がお尻の筋肉です。

そのため、特に歩く時にお尻が横に動いてしまうときや体が左右に揺れてしまうときは、お尻の筋肉が弱っていることが考えられます。(下図)

【股関節の動き】
股関 節は非常に大きな可動域を持っている関節であるため、様々な方向に動くことができます。
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「屈曲」:太ももを前方に持ち上げる動き。
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「伸展」:太ももを後方に引く動き。
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「外転」:太ももを横に広げる動き。
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「内転」:太ももを体の中心に引き寄せる動き。
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「外旋」:太ももを外側に回す動き。
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「内旋」:太ももを内側に回す動き。

文責 理学療法士 伊藤
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